ビスタライン【岡崎観光きらり百選 bW5】  大樹寺場所の地図

 ビスタラインの「ビスタ」とは、「眺望・展望」を意味します。【平成23年7月1日(金):第75号】の大樹寺と、【平成23年10月27日(木):第193号】の岡崎城を結ぶ約3kmの直線を「ビスタライン」と呼んでいます。
 これは徳川三代将軍家光が、寛永18(1641)年、家康の十七回忌を機に、徳川家の祖先である松平家の菩提寺である大樹寺の伽藍の大造営を行う際に、「祖父生誕の地を望めるように」との想いを守るため、本堂から三門、総門(現在は大樹寺小学校南門)を通して、その真中に岡崎城が望めるように伽藍を配置したことに由来しています。
 時は移り、岡崎城も再建されましたが、大樹寺から岡崎城を望む歴史的眺望が阻まれないように、岡崎市では保護しています。そのため、約370年前と同じく、門越しに岡崎城を望むことができるようになっています。

三門から総門・岡崎城の方面を望みますが、私のカメラでは、岡崎城を写すことはできませんでした。
≪平成23(2011)年5月14日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年10月30日(日):第196号】