棚経C
8月1日からはじまった新城地区の棚経も4日目になりました。
棚経では、五如来をご仏壇に飾り、ご先祖様のご供養をしています。
【平成23年7月9日(土):第83号】における棚経@において、その流れを紹介しました。そこでの「甘露門」というお経は、餓鬼界で餓えと乾きに苦しむ餓鬼に甘露を与え、成仏を促すお経ですが、この中で、特に「五如来」にそのお願いをしています。
また、五如来には、次のような御利益があります。
「南無多宝如来」−−現在持っている物心両面にわたるお宝を満たします。
「南無妙色身如来」−物心両面の醜い姿を美しい姿に変身させます。
「南無甘露王如来」−仏様の教えにより、無上の喜びを得ることができます。
「南無広博身如来」−おいしいものがいただけるようになrます。
「南無離怖畏如来」−すべての恐怖から逃れることができます。
総じて、これらの願いをこめて、五如来を飾り、ご先祖様をご供養し、現在生きている私たちの幸せを祈願しています。
五如来を飾ったご仏壇 | 五如来 |
≪平成23(2011)年8月4日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成23年8月4日(水):第109号】