初江王(二七日)


初江王は二七日 お付の童子が双幢の巻物を持ってゐる。亡者の善悪が全部書かれている。
「罪が重いようだ。地獄行だな」
「どうもすいません。金もうけ計り夢中になっていまして、信心を忘れておりました。だが、家族がきっと追善供養してくれると思ひますから、寛大な御判決を」
そこで三七日へ