小宮と手品の関係(3)
【近世の幕開け】
そう、知る人ぞ知る、アキハバラデパート前の「実演販売」だ。知らない方のために説明しておくと、秋葉原の電気街口を出てすぐのところでやっている、「蒲鉾の板まで切れる包丁」とか、「しつこい油汚れも楽々落とす天然洗剤」とか、「とっても便利なフードカッター」とかそーゆーのを実演しながら販売しているコーナーのことである。(そのままじゃねーか)
ここでいつから手品がラインナップに加わったか定かではないが、もともとこーゆーのに弱い私は、大学生時代、小遣いが多少増えたのと、通学途中に気軽に秋葉原に寄れるようになったため(註:大学1年の頃は自宅通学だった)、ついに手を出してしまうのであった。
初めて買ったのは、「トリックトランプNo.1」という、取り扱いが易しく、演出効果の高いものである。トリックを知らない方は是非どうぞ。人気者になれるかも...(^_^;;;
現象:
- トランプを片手にとって、弾くようにしてカードの表(数字、絵の描いてある方)を見せる。
- 観客の一人に、カードを弾いているところへ指を突っ込んで、一枚選んでもらう。
- 突っ込んだところのカードを取り出し、確認する。
- カードを戻し、先ほどと同じように一枚選んでもらうと、同じカードが出てくる。(違う場所から出てくるように感じるので、ここで驚く。驚いてね。驚いてってば。)
- もう一度繰り返しても、同じカードが出てくる。
- 弾くのではなく、カードをテーブルに置き、好きな場所でカットしてもらっても同じカードが出てくる。
- ここで、「実はこのカードは仕掛けがあって呪文を唱えれば、すべてこの柄になってしまうのです」と言って、
良く出てくるカードをカードの組の一番下(数字の面を下にしたときの一番下)に置き、呪文を唱え、カードを表を上にして並べると、全てそのカードになってしまう。
- カードを回収し、最初と同じように、カードを見せると、違うカードになっているのを見せる。
タネ明かし:
この手品は市販品だし、まだタネ(正確には仕掛け)も知らない人が多いだろうから、ここでは公表しないでおく。
この手品を皮切りに、様々な手品に手を出してゆくのだが、発表の場は専らオーケストラの合宿と、スキー旅行だった。全然関係ないけど、スキー旅行では、探偵ゲームとか流行ったなぁ。
【暗黒の中世】に戻るの。
【現代の凋落】も見るっスか?
目次に戻ろう。
Last Updated: 1997/11/12