ワンダーシビック

ファーストアイドルバルブ清掃、調整

以前からハンチング症状が出ていたのですが、エンジンが温まると消えていたのであまり気にしていませんでした。
しかし、最近になってエンジンが温まってもハンチングが止まりません。
メーカーでは10年以上前に欠品となっていますので、ファーストアイドルバルブを取外して分解してみる事にしました。

画像中央の赤丸で囲ったパーツはワックスが入っている重要なパーツです。これに不具合があるとお手上げです。
大きな漏れは無く、まだ使えそうで一安心。


ファーストアイドルバルブの中です。
かなり汚れていましたが、動作するのには全く問題ありません。


画像は清掃後です。


バルブの汚れも綺麗に掃除。

劣化(減少)したワックスの代わりに、サーモスタットの中に入っているワックスが使えそうな気がします。
調整で対処できなくなったら試してみます。

清掃後、元通り組み立てて取り付けます。


エンジン始動後、冷却水の温度上昇によりワックスが膨張し、バルブが閉じてきます。
ハンチングの原因はワックスの減少によりバルブが閉じきれないためです。
水温が十分温まりバルブが上がりきったところで赤い線の隙間が閉じるように隙間調整をします。

バルブの隙間調整を行いアイドリングが安定するようになりました。

ハンチングを起こしている車両はバルブの隙間を「調整するだけ」で簡単に完治しますので確認するといいかもしれません。


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