旅立ち〜室蘭〜追分


旅立ち

 午後7時30分、自宅を出発。途中、給油をしたりして若干時間を取ったが、9時30分には大洗フェリー埠頭に到着。車検証、乗船申込書等を持ってフェリーターミナルへ。手続きをすべて済ませ車に戻ったのが10時過ぎ。車内で軽く食事を済ませ、10時30分にフェリーに乗船。フェリーの船名は「へすていあ」。これはギリシャ神話の炉辺の女神で、最も内なる守護神で天界の住まいの中心に座し、神々の中で人間界の男達から最も敬われてる女神とのこと。
 船の大きさは、17,113トン、全長187メートル強、航海速力23ノットである。これはかなりの大型船である。しかも風呂付きである。船室に入って、早速風呂にいく。なっ! なんと、海が見える展望風呂でしかも温泉。かつ、ジャグジー。浴槽は4つもあり真ん中の2つがジャグジー。このほかにサウナまで用意してある。これは最高である。風呂からは、大洗の町の灯が見える。 と、ジャグジーにつかっていると、いよいよ出航である。風呂に浸かりながらの出航も良いものである。

室蘭まで

 8月3日は午前5時丁度に起床。良く眠ったおかげで、すっきりしている。昨夜のサウナ10分間 ”隣の親爺”に粘り勝ちが良かった。
フェリーの船尾 甲板に出てみると、しっかりと霧がかかり、船首がやっと見える程度。水面はと見ると、まったく 波が無く、いわゆる油を流したようなべた凪状態である。
 8時に食堂に、今日は朝から元気である。思わずトンカツ定食を頼んでしまう。食事中に船内アナウンス があり「現在、釜石沖を航行中」とのこと。食事を終えて小1時間程度立ったところで、再び、風呂へ。 浴槽から外を見ると、さっきまで立ち込めていた霧が消え、曇ってはいるものの遠くまで海が見える。 これは絶景である。しばらくはジャグジーで楽しんだ後、今度はサウナ。昨日の10分に挑戦し、 何と95度で15分という自己最高記録を達成してしまった。
 船内をうろついたり、甲板に出て、写真を撮ったりしていたが、結局は船室に戻り自分の席でパソコンゲーム をやってるほうが面白く、持っていったHP200LXで麻雀ゲームを楽しんだ(午後5時過ぎに九連宝燈達成)。こんなことをしているうちに いよいよ室蘭港へ。午後6時20分、乗車して待機。
 同44分、北海道上陸!!!


室蘭から追分町まで

 室蘭に着いて国道36号線を走り始めるとまだ明るい。本当ならば、室蘭に開設されたばかりの道の駅「みたら 室蘭」で一夜を明かし、翌日8月4日に一気に富良野・美瑛まで、と考えた。しかし、まだ明るいし、 思い切って走れるところまで走ってしまおう。そうだ!・・・・・「風になろう」と考えたわけである。
 先ずは、苫小牧まで。苫小牧は午後8時に到着。ここで夕食。いろいろ探したが、結局、国道沿いの 回転寿司「クリッパー」。この店は大正解だった。ネタが大きい、新鮮である、安い。いつもなら 15皿ほど食べるのだが、ここは舎利が普通の大きさで、しかもネタが本当にでかい。 実に美味い。サバが美味い。隣に座ったオバサンは「美味い! 美味い!!」と言いつつ、アッと言う間に サバにぎり5皿を平らげていた。結局、ここでは10皿を食べて1700円。一皿170円だが、 トロ2皿、カニ1皿、茶碗蒸1皿、サバ1皿、タイ1皿等であれば十分に安い。
 ここを出たのが、午後8時30分過ぎ。苫小牧から国道234号線に入り、後は一本道を、一気に 「追分町」まで、追分から岩見沢にいく道と、夕張方面にいく道とに分岐するチョット手前の国道付属施設の パーキングで、仮眠することとした。追分には午後9時20分に到着。日記をつけ、必要事項を パソコンに打ち込んで、10時くらいに就寝。