食材図鑑
Welcome
Welcome

 >> 解説

瀬戸内海のマダコは、肉にうま味があり明石物として高値で取引される。この定評のある肉質は、潮流の激しさと栄養豊富な環境によって育まれたもので、このことはタコだけでなくほかの魚介類にも当てはまる。
タコは岩穴にすむものと、沖合の砂泥底を回遊する群れとがあり、前前者はタコ壷漁業によって漁獲されるが、後者は渡りダコとか通りダコとよばれ底曳「そこびき」網の対象になり、瀬戸内海には両方の漁業がある。

 >> 食べ方

刺身にもされるが、ふつうゆでダコにして各種の料理に用い、加工品には生干し、干しダコ、煉製、削りダコなどがある。愛媛県今津地方には、タコをやわらかくして細かく切り、米とゴボウ、ニンジンなどの野菜を入れて混ぜ、醤油、塩、酒で調味して炊く「タコ飯」とよばれる郷土料理がある。

 >> 栄養



食材図鑑。戻る。