食材図鑑
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>> 解説
夏の味覚として古くから親しまれてきたところてんは、テングサ類の海藻を煮て、体細胞の間に含まれている寒天質を抽出し、それを冷やし固めたものである。少なくとも奈良時代にはすでに食用とされていたことは正倉院の記録にみられる。
ところてんの名は、材料のテングサが古くは、こるもは(凝海藻)こころふと(心太)とよばれ、それがこころたい、こころてん、ところてんと変わったものといわれている。こるもはの名も、ところてんが固まる様子を表した名である。
海藻名のテングサも、ところてんぐさの略であり、ところてんを凍結乾燥してつくった寒天もそこから生まれた名と思われる。寒天は原藻を煮溶かした液を布で漉し、箱に入れて固め、角寒天にするものは角柱状に切断し、糸寒天は細条にして、1週間ほど一5〜一l0度Cぐらいの屋外で凍結、5〜10度Cの低温で解凍を繰り返すと水溶生の雑物が取り除かれ寒天
>> 食べ方
>> 栄養
てんぐさ類を原料としてつくられる寒天はカルシウム、リン、鉄分などを含むが、カロリーはゼロで便通を調える効果もあり、デザート食品の原料として人気がある。
てんぐさ類を原料としてつくられる寒天はカルシウム、リン、鉄分などを含むが、カロリーはゼロで便通を調える効果もあり、デザート食品の原料として人気がある。