食材図鑑
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>> 解説
本州中部以南に分布し、とくに九州西岸に多い。
フノリ属の海藻は、さらしたものが板状に抄「す」かれて製品とされ、古くから織物などの仕上げ糊「のり」に用いられてきた。フノリ属にはマフノリ、フクロフノリ、ハナフノリがあるが食用に用いられるのはマフノリ、フクロフノリである。マフノリはホンフノリともよばれる。
体は円柱状かやや平たく、また上に枝分かれする。枝は上方ほど細く、内部は糸状細胞と粘質で満たされる。フクロフノリはノゲノリ、ブツなどともよばれ、千島列島から九川まで広く分布する。体は円柱状でやや不規則に枝分かれする。枝は中空でところどころにくびれがある。
>> 食べ方
紅色や淡桃色、褐色に変色した乾燥品で市販される場合と、塩蔵品となっている場合がある。色の美しいものは刺身のつまや海藻さらだによい。味噌汁に入れると特有のとろみがあり美味である。
>> 栄養