食材図鑑
Welcome
Welcome

 >> 解説

日本のノリ生産の大部分は養殖によるもので、38万t以上(生重量、1992年)も生産されている。野生種の採取量は、現地消費や上産物、名産品として扱われる程度である。38万tという生産量は、中国におけるコンブ養殖生産量のけた違いに多い生産を除けば、ほかに例をみない数字である。
日本のマグロ総生産量をしのぎ、生産金額ではマグロとともにつねに全水産物中のトップクラスの地位を占めている。このような多くの生産量は、人工採苗の技術や多収穫性の品種の導入、浮筏「いかだ」など、養殖技術の開発による。現在、生産量の多い海域は瀬戸内海、有明海、伊勢湾、三河湾、松島湾という内海・内湾である。
波静かな内湾は、河川から運ばれる栄養分が多くノリ養殖に適している。反面、埋め立てや汚染が進み、ノリ養殖場が成り立たなくなる危険性を含んでいる。かつて日本一の生産を誇り、ノリ養殖の発祥の地でも

 >> 食べ方

 >> 栄養



食材図鑑。戻る。