食材図鑑
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生物学上の和名アサクサノリの片仮名名は、明治の中ごろ、当時養殖されていたものに岡村金太郎が命名したものだが、漢字名の浅草海苔は元来商品名で、名の起こりはもちろん江戸の浅草である。
浅草の名が冠されたのには2説があり、一つは昔浅草あたりにアマノリが採れ、美味で浅草ノリとよばれたのに起因するという説、もう一つは、当時、浅草あたりでは隅田川の水を利用して、盛んに紙すきが行なわれており、この製法をまねて、ほかで採取されたノリですき製品をつくり、浅草で売り出したのが起源という説である。
アマノリの名は生の新鮮な藻体には甘い方香があり、噛むとかすかに甘みを感じることによる。古くは漢字で、紫菜、神仙菜などと書き、平安末期からは甘海苔が使われ、江戸時代に至って海苔となった。紫莱は中国で使われていたのがそのまま日本でも用いられ、初めノリとよんでいたが、後にムラサキノリとなっ

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