食材図鑑
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 >> 解説

北海道日高地方以南の太平洋岸、瀬戸内海、兵庫県付近以西の日本海側、九州沿岸に分布する日本近海の特産。

波の荒い外海の岩礁上、低潮線付近に生育する。体は濃緑褐色、根は絡みあった繊維状でよく発達し、岩上をはう。体の茎は軟骨質で円柱状、太さ3〜4mm、長さ0.5〜1m。茎から細長い円柱状の葉と小枝を側出する。葉は幼体では多肉質で平たい。成体では、葉は線形となり3〜l0cm、多くは先端が尖り、中実だが、しばしば先端が膨らむ根棒〔こんばう」状になり、中空で気胞をかねるものもある。春から初夏に繁茂する。

 >> 食べ方

ヒジキの採取は初春で、晩春以降はかたくなるので食用には向かない。渋みが多く生では食べない。鉄釜で数時間水煮すると渋みがとれ、色素も除かれる。これを日光で乾燥したのが「干しひじき」である。干しひじきのうち小枝だけを集めたものが「芽ひじき」、茎状の長いものを

 >> 栄養

ヒジキはカルシュウム、カリウム、リン、鉄などの無機質が多く含まれる。カルシウムは海藻中でも100g当たり4.4g(干しヒジキ)と飛び抜けて多い。また、アルカリ性食品としての価値も高い

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