食材図鑑
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 >> 解説

アメリカのメーン州からアルゼンチン北部まで分布するほか、ヨーロッパや地中海沿岸でも増えており、日本でも東京湾や浜名湖、大阪湾などで数回発見されている。このカニのもっとも有名な産地はアメリカ、大西洋岸のチェサピーク湾。
甲は横長の菱「ひしコ形で、幅は20cmに達する。日本産のワタリガニ(ガザミ)によく似ているが、はさみ脚の腕節の内角に突起がないことと、雄の腹部がTを逆さまにしたような形であることにより区別できる。

 >> 食べ方

有名な産地はアメリカ、大西洋岸のチェサピーク湾で、脱皮したてでやわらかい「ソフトシェル」を食用として利用する。

 >> 栄養

ワタリガニ(ガザミ)の成分組織は多の蟹とほぼ同じで、タンパク質が主成分。蟹類特有のうま味はペタインやホマーリンなどのエキス分によるが、これらは時間がたつと酵素などの作用で自己消化し、食中毒成分になるので新鮮なうちに利用する。

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