食材図鑑
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 >> 解説

第二次世界大戦後は北洋沿岸諸国の規制が厳しく、北洋の鮭マス漁は先細りにある。しかし、人工孵化事業によるシロザケの回帰率がよく、漁獲量が17万トンと増大し、カラフトマス、サクラマスなども計25万トンに達し、海外の主産地からも大量に輸入されていサケ.マス類は利用が広く、肉は塩干し品、缶詰、燻製などに、スジコ、イクラ(ロシア語)、メフン(腎臓)ひず(吻部付近の軟骨)なども利用される。

もともと鮭といえば秋〜冬にかけて旨い魚だった。ところがこの頃は北洋の方まで船がでるので、川へ上る前の夏にひと塩の美味しい鮭が食べられるようになった。

 >> 食べ方

7月に海で捕れる鮭が最高。鮭には銀、紅、白、とあるが、普通塩ジャケとして食べているのは白ジャケ。この白ジャケは6〜7月に海でとれるものが一番旨い。川にはいると餌を食べなくなるので急速に油がぬける。。旨いのは川に上る直前のもの。新巻を買うときは銀色のものを買う。川にはいると鮭の皮は茶色っぽくなり、光沢も落ちる。光っている物を買え。メスは味が落ちる、オスを買え、鮭の切り身を買うときは、腹を見て、ここが厚くて、油がのっているようならうまい。

 >> 栄養

サケ、マスの肉は、白身の魚に比べて脂肪が多く、ビタミンA.D.B1.B2.が豊富である。卵巣は成熟前のものがスジコ、産卵直前の分離球がイクラでコレステロール含有量が高いが、コレステロール低下作用のある多価不飽和産も多い

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