身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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チャンピオンたちは複合ビタミン剤をとる
エネルギー消耗の激しいスポーツでは、エネルギー代謝に関係の深いビタミンB1、B2
、B6、ナイアシンなどのビタミンの必要量が通常の二倍三倍にも高まります。
日本人の
栄養所要量の算定では、摂取カロリー一、○○○キロカロリー当たり、
B1は○・四ミリ
グラム、
B2は○・五五ミリグラム、ナイアシンが六・六ミリグラム必要としています。
したがって、一日当たり三,五○○〜六,○○○キロカロリーをとるスポーツ選手は、
B
1を一.五〜二.五ミリグラム、
B2を二〜三.五ミリグラム、
ナイアシンを二○〜四五
ミリグラムくらいとることが必要となります。
大リーグの打撃王の一人、カリフォルニア
・エンゼルスのロッド・カルー選手は、毎日ビタミンB複合剤をとっており、フットボー
ル最高のパンターのデーブ・ジェニングスは、朝と夜にビタミン剤をとっています。
一部
の選手は、きちんとした食事をとっていれば、ビタミン剤をわざわざ飲む必要がないと考
えていますが、私たちのよく知っているチャンピオンたちは、はとんど例外なくビタミン
剤を愛用しています。
B群のような水溶性ビタミンなら、過剰にとっても特に害はないの
で、「万が一、不足するといけないから」という理由からです。
過剰にとっても体外に排
泄されるだけなので、ビタミンB複合剤をとるときは、前記の所要量を目安にして、朝と
夕二回に分けてとるようにしたらよいでしょう。
朝はこれから始まるトレーニングのため
に、エネルギー代謝を円滑にしておくことが目的です。
タ方はトレーニングで失ったもの
を補充する意味があります。
しかし、ビタミン剤を飲んでもスタミナやパワーが上がるこ
とはありません。