身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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栄養補助食品の食べ方
栄養素の配分からカロリー計算、スタミナの蓄積まで完壁に処方された食品があれば問題
はありません。
しかし、現実にはそんな埋想的な食品などあるはずもなく、だれもが栄養
のバランスをはかるために、苦労を重ねています。
とくにスポーツ選手たちにとっては、
重要問題です。
体が正常に機能しなければ、トレーニングをいくら積んでも、運動能力を
向上させることは出来ない相談です。
そこで、栄養素を不足なくとるために、栄養補助食
品がいろいろと開発されています。
スポーツの成果をあげるために、栄養補助食品の選び
方、使い方とその効用の分析は、現在、アメリカでは立派なスポーツ科学の一分野になっ
ています。
ただし、栄養補助食品はあくまでも補助の役目であって、通常の食生活の正し
い栄養のとり方が基本です。
試合前の激しいトレーニングの時期には、試合後の時期より
も栄養の必要量は、当然増加します。
そこで、トレーニングの量にあわせて、補助食品の
摂取プログラムの設計と、トレーニングの内容に合わせた補助食品のとり方を工夫する必
要があります。
無計画で、いきあたりばったりの補助食品のとり方では、効果も期待でき
ないし、将来何らかの障害を招く恐れがあります。
最近のスポーツ界の傾向として、トレ
ーニングの高度化が進んでいます。
食事とトレーニングとの間の時間の短縮、トレーニン
グの内容の強化、トレーニングの回数の増加など、こうした傾向を考えると、選手の疲労
回復が大きを問題になります。
年齢が高ければ、回復過程により多くの栄養素が必要です
。
また、体のコンディションの申し分のない人、体格の大きい人も、普通の人より炭水化
物やたん白質などの所要量は多くなります。
ところが、いろいろを栄養補助食品を片端か
らとっても、それらが同時に体の中で期待する栄養効果をあげてくれるかというと、そう
はいきません。
それどころか、ほかの栄養補助食品の吸収や筋肉細胞への取り込みを妨害
する補助食品もあります。
したがって、やみくもに多くとれば良いというものではないの
です。
栄養補助食品として代表的をものにプロティンパウダーがあります。たん白質の含
有量が五パーセントから八○パーセント以上のものまで、いろいろと市場に出回っていま
す。
内容のたん白質は、動物性の乳たん白質と植物性の大豆たん白質とがあります。
アメ
リカのスポーツ選手は、栄養価の面で動物性たん白質のほうが優れているとして、もっぱ
ら乳たん白質を愛用しているようです。
これには、ビタミン類、パントテン酸、ナイアシ
ン、ミネラルなども含まれています。
運動の激しさの程度によって、必要なたん白質の量
は変わってきます。
つまり、消費されるエネルギーによって必要量が変化するのです。
し
たがって、トレーニングを抜きにしてプロテインパウダーの使用はあまり意味がありませ
ん。
プロティンパウダーもよいが、卵・肉・魚などたん白質食品をきちんと食べる、こと
が大切です。
補助食品に頼って日常の食生活がいい加滅になるのでは本末転倒です。