身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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体の日内リズムと食生活
スポーツ選手が自分の体の撤底管埋をはかるのは当然のことですが、そのために知ってお
かなければならない重要な心得の一つが「日内リズム」です。
日内リズムとは一日二十四
時間の生活の中でみられる体の生埋的な変動のことです。
このリズムは、まず太陽の光の
明暗によって支配されます。
たとえば、光のない暗黒の中で、あるいは光ばかりの条件の
中で生活するときには、体のリズムに変調が起こったり、リズムが不明瞭になったりしま
す。
私たちの体は、神経系の活性やホルモン分泌などの日内リズムの支配下に、内臓や筋
肉、脂肪組織などの活動や代謝活性にリズムが形成されます。
さらに、食事をとったり運
動をすると、神経系や内分泌系の活性が変動するので、全身の組織の代謝が変動します。
食事や運動がいつも決まった時刻に行われる場合には、こうした刺激も太陽の光と同様に
、体の生埋機能の日内リズムの形成に影響します。
たとえば、いつも決まった時刻に食事
を与えられながら生活しているラットの消費機能は、食事をやらなくても食事を予知して
、その時刻になると高い活性(消化酵素の分泌)を示します。
規則正しく食事をとること
が合理的な埋由がここにあります。
体づくりに重要な働きをする成長ホルモンは、昼寝と
か夜の唾眠中のノンレム睡眠期にかぎって分泌が著しく高まります
。一方、消化・吸収さ
れたぶどう糖や脂肪などの栄養成分を血液から細胞に取り込ませて、細胞による物質の合
成を活発化するのに重要なインシュリンは、食事や砂糖、ぶどう糖などをとると、間もな
く分泌が高まります。
このように、食べ物の体内利用をより効果的に進めるには、体の物
質代謝の日内リズムと、それを支配している諸要素との関係をよく把握しておく必要があ
ります。
試合や練習で最高のプレーを発揮したり、トレーニング効果を高めるために、食
べ物や飲み物をどんなタイミングでとったらよいか、そのリズムづくりと設計が大切なの
は、以上の埋由によります。