身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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日本茶の種類







★煎茶・深蒸し煎茶


 日本で最もよく飲まれる緑茶です。

八十八夜前後(立春から数えて八十八日め。

五月一 〜二日)に摘まれたものが「一番茶」と呼ばれる高級品で、七月に摘まれたものが一般の 煎茶で、三番茶」と呼ばれます。

 煎茶の製造工程で茶葉を蒸しますが、蒸す時間を二〜 三分(普通の煎茶は三○秒〜一分)と長めにしたものが深蒸し煎茶です。

長く蒸されたお 茶の葉は柔らかくなり、乾燥後の葉が小さくなります。

味が深く、美しい緑色をしている のはこの小さな葉が茶こしから出てくるためです。





★番茶


 八月以降に摘まれた「三番茶」以降の煎茶や、煎茶の製造過程で取り除かれた大きな葉 、硬い葉などを用いるのが番茶です。

八月に「一番茶」を摘む地方で、その一番茶の最後 のころに摘んだものも番茶と呼ばれ、「晩茶」の字を当てることもあります。





★玄米茶

玄米を炒って、番茶に混ぜたもので、香ばしい香りが特徴です。

日本の玄米茶は通常は 黄色ですが、最近は抹茶を混ぜて緑色にした玄米茶もあります。





★玉露
 茶葉を摘む約二週間前から葉に覆いをして、光を八割ほど遮断し、お茶の〃モヤシ〃を 作ります。

するとアミノ酸(たんぱく質の構成成分)が凝縮されて、独特のとろりとした 甘みが出ます。これが最高級品といわれる玉露です。





★抹茶
 玉露の葉を揉捻ジュウネン(もむこと)せずに乾燥させ、葉脈や茎を取り除き、その葉を粉 にしたのが抹茶です。





★ほうじ茶


番茶を一六○〜一八○度で焙煎したものです。加熱するとグルタミン酸(アミノ酸の一 種)と糖類が反応してよい香りが出ます。





★粉茶


 粉茶には二種類あります。一つは煎茶などを粉末にしたもの、もう一つは煎茶の製造工 程で茶葉をふるいにかけ、そこで出た細かいくずのような茶葉を集めたものです。色が鮮 やかなものほど良質です。





★芽茶


 摘んだお茶の芽だけを使ったもので、量があまりとれません。

煎茶で作る場合が多く、 味のよい高級茶に仕上がります。





★茎茶
 お茶の製造工程で茎だけを集めたものをいいます。

玉露の茎からできた「雁音」(カリガネ )や「白折」シラオリなどが有名です。





★釜炒り茶(カマイリ)


 茶葉を蒸気に当てる代わりに、釜で炒って酵素の反応を止めたもので、飲みやすいお茶 です。

中国のお茶はほとんどがこの方法で作られています。









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