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女子短大生はダンベル体操3ヶ月でシェイプアップ

・・・アメリカの学会も注目








ダイエットにダンベルが効く。

これはダンベル体操が世の人々に知られることになった最 もポピュラーな事実である。

そのダンベル体操のダイエット作用を、初めて科学的に検討 した実験が、広島県にある山陽女子短期大学と筑渡大学の共同研究で行われた。

女子短大 生7名が被験者になって、3ヶ月のダイエット実験を行ったのである。

条件は極めて単純 で、食事の規制はとくになく、食べ過ぎないこと、タ食で脂肪の多い料理(炒め物、揚げ 物など)を避けること、そして毎日15分前後のダンベル体操を実行することであった。

ダンベルは2kgのものが使われた。

測定項目は体重、体脂肪量、除脂肪体重(筋肉、実 質体組織、骨、水分など)と、エネルギー代謝に関係する安静代謝量と食事誘発性体熱産 生量である。

ダンベル体操はレジスタンス効果を発揮して筋肉などの実質組織量を増やす 可能性があるので、除脂肪体重が測定された。

また、エアロビックス効果を発揮すれば、 基礎代謝が高まるはずなので、安静代謝量が測定された。

もう一つの食事誘発性体熱産生 であるが、これは食事をとると体内で熱エネルギーの生産が活発化し、それが放熱されて ムダに消えていくエネルギー代謝である。

これは一般に摂取エネルギーの10%前後、す なわち、一日の総エネルギー消費の10%前後を締めている。

さて、実験の結果であるが 、体重、体脂肪量ともに減量し3ヶ月のダンベル体操のダイエット作用がきちんと確認さ れた。

除脂肪体重はどうだったかというと、わずかな増量が見られたが顕著ではなかった 。

ダンベル体操のレジスタンス効果は、筋肉の増量という形では確認されなかった、とい うことである。

しかし、一般にダイエットというと、筋肉を減らしながら体重を減量する 結果になるのと比べて、ダンベル体操は筋肉を維持しながら体重と体脂肪量をきちんと減 量するという、理想的なボディ改革をすることを確認したことになる。

さて、エネルギー 代謝はどうなったかであるが、3ヶ月のダンベル体操の効果として、安静代謝量と食事誘 発性体熱産生量のどちらも、レベルアップしたことが確認された。安静代謝は一日24時 間中のエネルギー消費の60〜75%を占める、最大のエネルギー消費項目である。

これ が増大したということは基礎代謝が増大し、体温の生産力の高い体がつくられたことにな る。

基礎代謝が増大すれば、夜の8時間の睡眠中のエネルギー消費が自然に大きくなる。

日中に勉強をしたり、座って雑談をしたり、TVを見たりの安静下でのエネルギー消費も 大きくなる。

さらに、基礎代謝が増大して体温生産力がアップすると、同じ食事を食べて も食後の体熱産生反応が大きく出てくることになる。

この実験では、そのことが食事誘発 性体熱産生の増大となって確認されたわけである。

この女子短大生のダンベル体操による ダイエットの実験結果は、ダンベル体操がレジスタンス効果とエアロビックス効果を発揮 して、体をしっかりつくりながら、筋肉を減らすことなしに、体脂肪を減量できることを 明確にしたことになる。




この貴重な研究結果を、1996年4月14日〜17日、ワシン トンDCで開催されたアメリカ実験生物学連合学会(FASEB)にて発表した。

「肥満 と代謝」というミニシンポジウムでの発表であったが、120人くらいの研究者が集まっ た部屋で、発表に10分、討議に5分の時間が与えられた。

ここに解説したことと基本的 に同じ内容の発表をしたが、ダンベル体操はニュー・スポーツであり、エアロビック・レ ジスタンス運動であること、成人病の改善・解消にも威力を発揮すること、日本国内では かなりの人々が実行し始めていることなども解説した。

さて、発表を終えて質疑に移った ところ、なんと8名もの質問者がマイクロフォンの前に並んだ。

質問の内容は、食事のコ ントロールはどうしたか、体脂肪率のデータについて、ダンベル体操中のエネルギー消費 量はどれくらいか、そして、ダンベル体操は一般的なダンベルを使うトレーニングとどう ちがうか、などであった。

アメリカ人が、そこまで大らずともよかろうにと思えるほどの 超肥満を多発させていることは誰もが知っているところ。

そのアメリカでは当然のことな がらダイエットについても、世界の先端を歩んできた。

しかし、学者が提案するジョギン グや水泳、ウォーキングなど、脂肪を燃やすと宣伝されてきたエアロビックス運動は、ど れ一つ定着していない。

食事制限に頼る超低カロリーダイエットは、心筋を薄っぺらな風 船様のものにして、心筋の筋力を低下させ、心不全死を多発させる歴史を背負って今日に 至っている。

要するにアメリカの学会は、ダイエットについては売全にお手挙げなのであ る。その証拠に学会の会場に集まった肥満研究者たちの中に、デブさんをアチコチで見つ けた。

だから、われわれの発表したダンベル体操によるダイエットは、彼らからみても、 たいへん魅力的なのである。

他の発表に対しては、質問が2つ3つであったのが、ダンベ ル体操に対しては8つもあったのは、その辺の事情を映している。

簡単そうだ。

効果が確 実のようだ。

誰にでもできそうだ。

自宅でできそうだ。

時間をとらないから忙しい人にも できる……。

理由はいろいろあろうが、ダンベル体操が日本国内で広まった理由と変わる ものではなかろう。

ダイエットは万国共通の問題であり、その解決法も結局は共通のもの になって当然である。

ダンベル体操はアメリカでも広まる、そんな確信をうることができ た。

ダンベル体操が、若い人から熟年の人たちまで、本格的なダイエットを成功させるの は、筋肉の量を増やし(レジスタンス効果)、合わせて筋肉のエネルギー代謝活性を高め る(工アロビックス効果)という、両者を持ち合わせているからである。

本来ダイエット は、体を支える活性組織である筋肉を分母におき、体のお荷物となる体脂肪を分子におい たときの分数を、過分数から適切なバランスに改善することである。

具体的には分母の筋 肉を増やし、分子の体脂肪を減らすことである。









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