身体に効く栄養成分・食材・調理方法
Welcome
Welcome




中年のおばさん、おじさんが体型を引き締めた








中年おばさんのダンベル・ダイエットの実例を次に紹介することにしよう。

東京都中野区 の増子さんは中年期に入ってから体重が増えて、40代後半で160cmに58kgと少 々太り気味であった。

20年余りのグータラ主婦稼業が、身のたるみを呼んだという。

何 度かダイエットにチャレンジしたけれど、どれもうまくいかず、自由に食べながらやせら れるダイエット法はないものか、と少々ムシのよいことを考えていたとき、ちょうど19 94年8月のお盆の頃、NHK・TV「おしゃれ工房」が「ミセスのボディ改革・・ダン ベルでやせる、日本食でやせる・・」を2日連続で放送したのを見た。

解説によれば、自 由に食べても筋肉を鍛えればヤセられる、という理論に基づいたダイエット法だという。

食べることには目がない増子さんは、さっそく、スーパーに出かけて2kgのダンベルセ ットを買い求め、タ食を終えて1昨間ほど休んだところで、ダンベル体操を15分実行す ることを日常化した。

一日も休まず、7ヶ月すぎたとき、体重は7kg減少、ウエストは 10cmも引き締まっていた。

そのボディ改革は貧血の改善をもたらし、血中のへモグロ ビンが11.3から12.3g/dlに増量した。

また、血中の総コレステロールが17 3から138mg/dlへと抵下し、血中中性脂肪も138からmg/dlへと著しい減 少が認められた。

このように、ダンベル体操はダイエットのみならず、貧血の改善や高脂 血症の改善など、様々な健康作用を合わせて発揮することが確認されたのである。

東京新 聞の編集委員という要職にあった並木さん(男性)は定年を2年後に控えた58歳のとき 、82kgの肥満体をダンベル体操だけで引き締めることができるかどうか、チャレンジ することにした。

それを単純に個人のダイエットで終わらせるのではなく、約8ヶ月にわ たって「挑戦レポートー・・肥満からの脱出」というコラムを、週1回のペースで新聞に 載せ、広く一般に実践報告をしようという企画であった。

条件は極めて単純。

飲み食いを 自由にしながら、ダンベル体操だけはきちんと毎日実行する、というものである。

ダイエ ットといえば、食事をコントロールすることが必須の条件であるのが常識であった。

しか し、並木さんはダンベル体操の最も良い点であるところの、食事制限なしでも引き締めら れる、というダンベル・ダイエット哲学に賭けることにしたのである。

それは、新聞社の 重要なポストにあれば、会食やパーティーが日常化した環境下で生きなければならない、 という現実もあるからだ。

実際、多くのサラリーマン諸氏のダイエットの場合、このよう な飲み食いの機会が多いという条件を排除するわけにはいかない。

したがって、並木さん の実験は、正にダンベル体操のダイエット作用の本質を確認することにもなったのである 。

さて、この中年おじさんのダンベル・ダイエットには、ダイエットの経過を、毎週新聞 のコラムに報告していく、という厳しい条件がついていた。

もし、うまくいかなければダ ンベル体操への信頼は大きく崩れることになる。

したがって、この企画を相談されたとき 、〃これはなかなか厳しいワイ〃と思ったのが正直なところである。

それでも、筋肉は体 内最大のエネルギー消費組織であり、その筋肉を鍛え直せば24時間エネルギー消費の大 きい体になれる。

だから食生活を変えずとも、必ず体脂肪が減っていって体は引き締まる ことになるのだ、というダンベル・ダイエットの理論が、きっと実証されると考えたのは 言うまでもない。

さて、並木さんのダイエットは、かかりつけの病院で体重、皮下脂肪厚 (腹部、背部、上腕下部)、筋力(握力、背筋力、脚力)などを定期的に検査する方法で 進められた。

ダンベルの重量は5kgでスタートし、途中で8kgに増やしたが、再度5 kgに戻した。

食事については特別な規制をしなかったが、一応、次のような注文をつけ た。

タ食では炒め物や揚げ物などの高脂肪料埋を避けるように心がけること。

タ食を早め に食べること。

タ食後のデザートにはりんご、桃、梨、すいかのようなフルーツを選ぶこ と。

パーティーでは洋風料理や中華料理、天ぷらに箸を伸ばすよりも、刺身とか寿司、そ ばのような和風の料理を中心に食べること。

二次会に犬のようについていくのをやめるこ と……。

さて、この飲み食い自由を原則とするダンベル・ダイエットの結果はどうなった かであるが、途中で一つの重大アクシデントが発生し、一時、中止を心配する事態が起き た。

それは眼底出血が発生したことである。

医師は、ダンベル体操が原因してのものだと は考えにくいが、一時ダンベル体操を休んだほうがよいと指示した。

そして様子を見て、 ダンベルを軽量にしてやり直しをすることになった。

その休養中に体重が少々増えたもの の、まずはこの危機をうまく乗り越えて、8ヶ月のダンベル・ダイエット実験は、一応無 事終了したのである。

体重は82kgから〃72kgへと10kg減量した。

ウエストは 、98cmから86cmへ、
ヒップは106cmから95cmへ、
それぞれ12cmと1 1cm引き締まった。

ズボンがズルズルになり、背広はガボガボになった。

皮下脂肪厚に ついても、臍横では30mm、背部では19mm、上腕の下部では9mmと、それぞれ著 しい減少を見た。

筋力はどうかというと、握力、背筋力、脚力のいずれもが4kg前後ず つアップした。

すなわち、筋肉がしっかりつくられる中で、体脂肪が減っていくという、 ダンベル・ダイエットの真髄が確認されたのである。









ダンベル体操で肥満が解消した。 に戻る。