身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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脚腰と腕力を鍛えよう
日常の生活活動をやることくらい、特別難しいことではなかろうと思うのだが、老いると、
それができなくなるのである。
その内容がどんなものなのか、寝たきり者が実際にどんな
介助を受けているかをみてみよう。
おフロに入って、サッパリしてから夕食を味わう。
あ
るいは、夕食を食べて、ゆっくりしたところでフロに入って、就寝する。
フロは心と体の
アカを洗い流してくれる。
夜だけでなく朝ブロも楽しめたら、人生、サイコーッ!、とい
うものである。
しかし、フロに入るには、脚腰が丈夫で、しっかりと浴構をまたぐことが
でき、腕力をつかって立ち上がり、湯舟から出てこなければならない。
石けんを塗ったタ
オルをたたんで片手に握り、首筋、腕、胸、腹、脚を洗い、長く伸ばしたタオルの両端を
左右の手で握りしめ、そのタオルを頭越しにヒョイと背中に担いで、右腕と左腕を交互に
伸ばして、背中をゴシゴシとこすらなければならない。
年老いると、脚腰の筋肉が滅って
弱り、腕の筋肉も、腹・背の筋肉も滅ってしまう。
脚腰が弱くなって、腕力を失うと、入
浴を楽しむことができなくなる。
脚腰がダメになれば歩けなくなる。
車いすに乗せてもら
って、公園に行って陽なたぼっこをすることになる。
脚腰が弱くなると、しゃがむことも
できなくなるから、トイレに行けなくなり、オムツをつけてもらうことになる。
腕力がな
くなると、パンツを脱ぐ、シャツを脱ぐ、下着を着ける、洋服を着替えることができなく
なる。
脚腰が弱っても腕力があれば、いすに座ったままで着替えることはできる。
しかし、
腕力がなくなると、着替えをすることはできない。
ゴロンと寝かされて、右や左にゴロン、
ゴロンと転がされながら、赤ちやんの下着のように、ヤッコ形の下着と腰巻きで、上体と
下半身をくるんでもらい、脚や腕を通さなくても済むユカタを着せてもらうことになる。
腕力がなくなると、顔を洗うことも、歯をブラシで磨くことも、髪を櫛やブラシでとかす
こともできなくなる。
腕力を失うと、茶碗を持ち、箸を使って食事をすることができなく
なる。
スプーンを使っても、腕力がないため震えて、食べ物もスープも、みんなこぼれて
しまう。
日常の生活活動をきちんと自立させるには、脚腰を丈夫にしておくことと、腕力
を養っておくことに限るのである。
それも、脚腰だけを鍛えておけばよいとか、腕力さえ
鍛えてあればよい、というものではない。
介護される身になることを避けるには、脚腰も
腕も、全身の筋力をきちんと強化しておかなければならない。