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★老人になって心配になること







長生きすること、それは誰もが目標とすることではあるが、長生きには老化が伴うため、 年を取れば取るほど、生き様に問題が出てくる。

夫婦だけで生きる、独り暮しで生きるな ど、家庭の持ち方がどうなるかが問題であり、それに健康に対する不安が絡まってくる。

高齢に達したとき、一体どんなことが心配になるのか、夫が65歳以上、妻が60歳以上 の高齢者世帯と、65歳以上の独り暮しの男女を対象にして、総務庁が調査した結果があ る。

それによると、高齢者全体では、次のような順で心配事が並ぶ(複数回答)。




@自分や配偶者が病気がちになること(33%)

A自分や配偶者が介護を必要とするようになること(24・7%)

B病気などのとき、面倒をみてくれる人がいないこと(17.9%)

C配偶者に先立たれた後の生活のこと(14.7%)以下、

D火事・災害のこと(14. 6%)

E孤独になること(9.3%)

F生活費など経済的なこと(8.4%)

G家事が充 分できないこと(5.6%)と続く。

この調査結果からわかるように、高齢になっての心 配事は、@とAを合わせて、病気になって寝たきりになることに集中している。

それに合 わせて、介護をどうするのか、誰にしてもらうのか、その不安も大きい。

そして、その不 安の順位は、高齢者が独り暮しをしている場合では、
第1位に「病気などのとき、面倒を みてくれる人がいないこと」と、たいへん深刻なものとなる。

男女のちがいで、心配事に 差があるかどうかをみると、

「自分や配偶者が病気がちになること」では男39・5%、 女29・1%と、男の方で心配度が高い。

また、「配偶者に先立たれた後の生活のこと」 でも、男21.8%、女10.4%と、男で心配度が2倍も高い。

寝たきりや介護につい ては、おじいさんよりもおばあさんが長生きするため、寝たきりになりやすいし、介護を 引き受けることが多いのに、おじいさんよりも心配度が低い。

これは、女性がこれらの現 象を生理的な当然のことと受けとめ、達観しているためかも知れない。

東北・岩手県の南 部に人口3万5000人、9300世帯からなる江刺市がある。

65歳以上の高齢者は7 400人で市人口の約21%に達している。

高齢化率は全国平均を大きく上まわっている。



この江刺市が1992年に65歳以上の737人を対象に、お年寄りが健康について、ど んな不安を抱いているか調査した結果がある。




@寝たきりになること(22.0%) 

A脳卒中になること(19.3%)

 B痴呆になること(13.0%)

Cガンになること (10.5%) D体力が落ちること(10.5%) 

E心臓病などになること(10. 0%)地方都市の市民レベルでも、やはり寝たきりが最大の心配事であり、脳卒中や痴呆 など、介護を受けなければならない健康問題に不安を抱いていることがわかる。

一方、若 者・中年は、老後の健康問題に対してどんな不安を抱いているか?

すでに高齢に達した人 たちが、当事者として年老いた身で抱いている不安は、近々に迫る深刻なものばかりであ る。



それでは、同じ老後の不安の中でも、健康の不安について、まだ高齢には達していな い20歳以上の若者・中年者たちは、どんなことを意識しているのか、東京都の世論調査 (1994年)をみてみよう。

この調査は、指定した項目の中から3つを選んでもらう方 式でなされたものである。20代から60代までを合計した結果は、次のようになってい る。




 @寝たきりになること(67.7%)

 A痴呆になること(60.3%)

 B体力 がおとろえること(46.6%)

Cガンや心臓病になること(44.0%)

 D回復力が おとろえること(20.5%)

 E運動能力がおとろえること(15.1%)

やはり寝た きり、痴呆、ガン・心臓病などの成人病で、高齢者が寝たきりや介護を要する病気にかか ることを、心配事としてあげているのと、基本的に同じだと言ってよい。


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