ダイエット
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太る元凶は”食べ過ぎ”にあり!







なぜ摂取エネルギーが消費エネルギーを上回るのか?






体脂肪5kgを減らす為には・・・

運動の消費カロリーは体重60kgの男性の場合。

運動で減らすのは結構たいへん。それよりも間食や夜食をカットした方が現実的だ。








それはともかく。

摂取エネルギーが消費エネルギーを上回るには2つのケースが考えられ る摂取エネルギーが多過ぎる、食べ過ぎタイプなのか。

消費エネルギーが少なすぎるつま り運動不足タイプなのか。

太り過ぎの原因は、どちらだろうか。
異論は承知であえて断言 しよう。

大半の肥満は、(タイトルにデカデカと書いてある通り)食べ過ぎタイプである 、そう言い切れる理由をこれから説明しよう。

まずは食べ過ぎて当然の社会環境がある。

周りに責任転嫁するのは大人げないが事実だから仕方ない。

さきほど「肥満に悩む日本人 は幸福」という話をしたが、実はつい何十年か前までの日本人はこうじゃなかった。

太め を気にする人は少数派で、あちこちの雑誌が軒並みダイエット特集を企画するようなトレ ンドもなかった。

日本で初めて肥満が医学的な研究テーマになったのは、20年ほど前だ とも聞く。

それが一変したのは、日本人の食生活が量質ともに豊かになったから。

スーパ ーでは世界中から集められた食材が食欲を誘い、街には美味しいレストランが増えた。

コ ンビニに行けば、24時間365日いつでも食べ物が手に入る。

ヒトは1日に約1500 キロカロリー摂取すれば、なんとか生きていける。

コンビニでチョコレート1枚とサンド イッチ2個を買えば、栄養バランスは滅茶苦茶だけど、それくらいあっさりクリアできる に違いない。

チョコとサンドイッチなんて500円硬貸1枚で買えるし、10分で食べら れる。

「食べ過ぎようと思ったら、いくらでも食べ過ぎることができる」そんな奇妙な社 会に今の日本人は生きているのである。

責められるべきは社会環境ばかりではない。

それ に踊らされるデブ本人にも責任はある。

食べ物にあふれた社会に暮らしていると、いつの 間にか本来の食生活がだんだん乱れてくる。
ある日は1日2食でドカ喰いし、ある日はや たらと間食する。
一汁一菜では物足りなくなって、ワインの蘊蓄をたれながらフルコース だって残さず食べる。
深酒したら深夜でもラーメンを欠かさない。

戦前の日本人が聞いた ら卒倒しそうな過食ぶりだ。

食べ過ぎた分だけカラダを動かすなんてキトクな人はたぶん いないから、過食は肥満に直結する。

ダブついたエネルギーは次々と脂肪細胞に蓄えられ て、あなたのシルエットを醜く変えるのだ。

こうなったら、生半可な運動療法では痩せら れない。




運動で痩せるのがいかに大変か、絶望的な計算をしてみよう。

たとえばウェイト を5kg落としたい場合。
体脂肪1gはおよそ7キロカロリーのエネルギーがある。
滅ら すべき5kgがすべて体脂肪だと仮定すると、5000gX7で3万5000キロカロリ ーを消費しないといけない。
けれど、運動で使うカロリーは思ったほどでもない。

ジムで 必死に工アロバイクを漕いだ揚げ句、「ショーウヒカロリー、ビールコビン1ポン、デス 」なんてプリントアウトされてア然とした経験はないだろうか。
5kgジョギングして、 消費するのは300キロカロリーくらい。
ウオーキングではその半分。
たとえフルマラソ ンを2時間半で走っても、2400キロカロリーしか使わないというデータもある。

5k gの体脂肪、3万5000キロカロリーのエネルギーを燃やし尽くすには、フルマラソン を14回以上完走する必要がある。









食欲抑制が必要な、これだけの理由。 へ戻る