ダイエット
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★脂肪酸(必要な脂肪だけをピンポイントで摂取すべし。)







たしかに脂肪はダイエットの邪魔者である。

でも、まったく摂らないわけにもいかない。

脂肪は細胞膜のパーツやホルモンの原料として、カラダには絶対欠かせない栄養素の一つ 。

ビタミンだって、A、D、Eは脂肪と一緒でないと吸収されない。

もちろん摂り過ぎた 栄養素は、糖質だろうとタンパク質だろうと、最終的には体内で脂肪に合成される。

けれ ど、こうした余りモノからではどうしても作れないタイプもある。
リノール酸、アラキド ン酸、αリノレン酸の3つがそれで、必須脂肪酸と呼ばれるものだ。

脂肪酸とは、脂肪を 構成する物質。

必須脂肪酸のように合成不能というわけではないが、イコサペンタエン酸 (EPA)のようになかなか作りにくい脂肪酸もある。
油抜きなんて極端なダイエットは こうしたカラダに欠かせない脂肪酸までカットしてしまう。

かといってカロリーの高い脂 肪摂取は、戦略的にもなるたけ抑えたい。
ならば、カラダが本当に必要としている脂肪を 優先的に選んで摂るのが、ベストの戦術ということになる。

必須脂肪酸のうち、リノール 酸とアラキドン酸は特に意識しなくてもきちんと摂れるので心配無用。
リノール酸は植物 オイルに豊富にし、アラキドン酸は元をただせばリノール酸からできるのだ。

コレステロ ールを下げる健康な油というイメージがパッと広がったせいか、リノール酸はむしろ摂り 過ぎているくらい。
過剰な摂取はほかの脂肪酸とのバランスを崩し、むしろ健康を害する 可能性もあるから注意したい。

大事なのは、残る〃リノレン酸とEPAである。

これらの 脂肪酸は、血液をサラサラにするなど、カラダにとって良い油である。

αリノレン酸を多 く含むのは、アマニ油、ナタネ油(キャノーラ油)、シソ油といった植物オイルである。

馴染みの少ない名前ばかりだが、このうちキャノーラ油は最近は手に入りやすくなった。

それと比べると量が少ないが、オリーブ油や大豆にもαリノレン酸は多い。

一方のEPA は、サバ、サンマ、イワシといつた青い魚に含まれている。

そして重要なことにαリノレ ン酸やEPAが足らないと食欲が狂ってしまうこともあるらしい。
話がややこしくなるが 、ここがポイントだ。

αリノレン酸やEPAなどは、脂肪酸のなかでもオメガ3 と呼ばれるグループに入る。
脂肪の世界は耳慣れない専門用語ばかりで辞易するが、これ だけは覚えておきたい。

詳しい説明は省くが、オメガ3がいつも不足しやがて恐ろしいこ とが起こるらしい。

まずは血液中の糖質を脂肪に変えるインスリンが大量分泌される。
し かも、実際にはインスリンは効かず、糖質もインスリンも血液中にダブついてしまうの だ。

食欲は血糖値をモニターしているから、この事態を前に混乱 して「もっと食べろ」と命令を下す。

ある種の脂肪の不足が、より大量の脂肪をもたらす という不思議な因果だ。

脂肪を正しく摂ること。
これがダイエットの鍵を握るのだ。









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