ダイエット
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★未精製(白い穀物よりも色のついた穀物を食卓へ。)
米やパンの主成分である糖質は、カラダの基本的なエネルギー源だ。
実際に目本人は、必
要なエネルギーの60%前後を糖質から摂取している。
だから糖質をどう摂るかは、ダイ
エットの成否を左右している。
まず確認しておきたいのは、糖質をむやみに減らさないこ
と。
逆に摂取カロリーの65%くらいまで増やしてもいいくらい。
糖質といってもお菓子
類に含まれる糖質はどんどん削って結構(理由はあとでしっかり説明する)。
ここで強調
しているのは甘くない糖質、穀物に入っているデンプン質の話だ。
穀物はよく噛んでゆっ
くり食べると腹持ちが良く、食間に口寂しくなることもない。
間食防止にも役立つのだ。
どうせ摂るなら、白い穀物よりも精製していない色のついた穀物の方がベター。
白米より
も玄米、白いパンよりも全粒粉で作ったパンである。
その理由は二つある。
一つは穀物を
精製する過程で、貴重な栄養素が失われるから。
穀物のビタミンやミネラルは、精製で削
られる殻の部分に多い。
たとえば玄米を精製すると、そのビタミンB1は20%以下に減
じてしまう。
それでもカロリーはさほど変わらないから、N/Cレートはそれだけ低くな
る。
もう1つは、精製率が低いと、満腹感が長引いて食欲を安定させる効果があるから。
大事な話だから、少し長くなるが詳しく説明しよう。
満腹感は、血液中の糖(血糖値)の
量で決まる。
食欲の中枢は脳の視床下部という場所にあり、食事をして血糖値が上がると
満腹を感じるのだ。
血糖値が上がると膵臓からインスリンというホルモンが出てくる。
こ
のホルモンは、各細胞にエネルギ−源として糖を取り込ませ、余った糖を脂肪に変える。
その結果血糖値が下がると視床下部は空腹を感じて「食べろ」と命じるのだ。
こうした正
常な食欲を乱すのが、血糖値を急激に上昇させるような食べ物である。
血糖値が急に上が
ると、インスリンが大量に出て糖を片っ端から脂肪に変える。
すると一転して血糖値は急
降下するから、すぐに視床下部は空腹を感じてまた食べるように命令を出す。
これぞデブ
ヘの直行便。
お菓子類に入っている大量の砂糖は体内への吸収が早く、血糖値を急上昇さ
せる代表格なのだ。
その逆に、精製率の低い穀物は殻を被っているだけ吸収に時間を要す
るから、血糖値をじわじわ上げる。
これなら視床下部の満腹感は続き、食欲は確実に満た
される。
まさにダイエット向き。
いきなり玄米100%にするのに抵抗があるなら、最初
は白米に3分の1くらいの玄米を混ぜて炊くといい。