身体に効く栄養成分・食材・調理方法
Welcome
Welcome
かに
◆(効用)
・動脈硬化
・肥満
・味覚障害
・肝臓病の予防と改善
◆(栄養素)
・たんぱく質
・ビタミンE
・カリウム
・亜鉛
・銅
・タウリン
●良質のたんぱく源
カニは世界中に約5000種。
日本の海には約1000種いるといわれています。
淡水に
すむものもありますが、食用として一般的なものは海産のガザミ(ワタリガニ)、毛ガニ、
ズワイガニ、タラバガニなどです(タラバガニはヤドカリ類)。
ズワイガニは産地によっ
て松葉ガニや越前ガニとも呼ばれています。
カニは種類によって独特な味わいがあります。
グルタミン酸やグリシン、アルギニンなどのうま味成分が豊富ですが、カニの種類によっ
て成分の量が徴妙に違うのでそれぞれ独特の味が生まれます。
脂質もありますが、生のカ
ニでは、ガザミで100g中0.9g。タラバガニの缶詰でも100g中1.5gとごく
少量。また、たんぱく質はガザミと毛ガニなら100g中18g以上もあります。
ダイエ
ットのたんぱく質源には肉より魚介類といわれます。その魚介類の中でもカニは低エネル
ギーで、良質のたんぱく質が比較的多く含まれます。ダイエットの強い味方といえそうで
す。
●タウリンと亜鉛が多量に含まれる
タウリンは動脈硬化を予防し、肝臓の解毒能力を強めるなど、多くの効用を持つ物質です
。
成人病予防に有効なタウリンはカニの他、イカやエビ、貝類など、魚介類に豊富です。
また、カニには天然のミネラルとして、亜鉛も多量に含まれています。亜鉛は、味覚障害
を予防し、食べ物の中に含まれる重金属を排泄する作用やビタミンAの吸収を促進する働
きもある重要なミネラルです。
さまざまな栄養が豊富なカニですが、内臓に含まれる酵素
のため、腐敗が早いという欠点があります。カニが食中毒をおこしやすいのは、このため
です。
カニの身は、加熱すると味がよくなり、やわらかくはぐれるので、早めにゆでるな
どして食べるのがよいでしょう。
カニは4〜6月が産卵期で夏には味が落ちるので、産卵
以前の冬場がカニの旬といえます。
肉の味はオスのほうがよいのですが、メスも卵の時期
にはうま味を増します。
生のものはいたみが早いので塩ゆでや冷凍品で出荷されることが
ほとんど。
生きたものは脚をしっかりくくって売られているのが良品。
脚をせわしく動か
すと味が急速に落ちるからです。
加工品としては、缶詰カニの卵を塩で練ったカニウニ、
内臓を調理したカニみそ、シオマネキを塩辛にしたガンヅケなど。
★食べ方のポイント
ゆでて、酢じょうゆなどで。
左側のフレーム内にmenuが表示されている場合は、
使用しないで下さい。
TOPに戻る