身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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いちご
◆(薬効)
・風邪の予防
・シミ
・ソバカス
・歯槽膿漏
・ウオノメ
・皮膚の浄化作用も高い。
○イバラ科
○一年中出回っているが、ピークは1〜2月。
○ビタミンCの補給源に最適。
●品種改良で甘くなったいちご
いちごの栽培が始まったのは14世紀のヨーロッパで、現在の栽培いちごのルーツは、
18世紀ごろにオランダで作られたといわれています。
日本へは江戸時代、オランダ人に
よりもたらされました。
わたしたちが果実と思って食べている部分は、じつは花托(カタク
)の肥大したもので、本当の果実は、種のように表面に付いている小さな粒の部分です。
ひと昔前までは、ダナー種が幅をきかせていましたが、現在では女峰とか豊の香といった
品種が多く出回っています。
食べ方にしても、以前は必ずコンデンスミルクや砂糖をかけ
て食べていたものですが、最近の品種は十分甘みがあるため、そのまま食べることが多く
なりました。
品種の改良とともに、食べ方まで変わってくるという例でしょう。
●へたを取って洗うとビタミンCが逃げる
いちごはビタミンCが多く含まれていることでよく知られています。
100g中におよそ
50〜100mgで、1日に5粒も食べれば、必要量を満たしてしまうほどです。
糖分は
主にブドウ糖、果糖で、酸味にはクエン酸、リンゴ酸を含んでいます。
ひじょうにいたみ
やすいくだものですので、できるだけ鮮度のよいものを買ってきて、その日のうちに食べ
るのがいちばんです。
鮮度が落ちると、肝心のビタミンCも失われてしまいます。新鮮な
ものは、色つやがよく、ヘたの部分もピンとしています。
水洗いするとき、へたをつけた
まま洗うことが大切。
ヘたを取ってから洗うと水っぽくなり、ビタミンCも水に溶けて流
れてしまいます。
最近はハウス栽培で、年間を通して出回っていますが、やはり手ごろな
値段になるのは、出盛りの1〜2月。おいしいくだものの少ない春先のいちごは、貴重な
ビタミン源です。
●歯ぐきの出血やシミ、ソバカス対策に
タバコを吸うとビタミンCが大量に失われます。
一説には1本吸うごとに、20mgの
ビタミンCが消費されるといいます。
愛煙家はいちごのように、Cの含有量が多いくだも
のを積極的にとることをおすすめします。
ビタミンCはかぜの予防にもよく、肌のメラミ
ン色素が増加するのをおさえる働きもあります。
毎日いちごを食べていれば、シミ、ソバ
カスの予防になり、美容効果も満点です。
Cがたりなくて歯ぐきから血が出るような場合
にもいちごは効果があります。
常食すれば、歯ぐきを丈夫にし、歯槽膿漏の予防にもつな
がります。
外用としては、ウオノメ取りに効果があります。
イチゴの葉を塩でもんで日に
数回、患部に貼ると、5日ほどでなおります。
また、いちご数個をしぼり、コップー杯の
牛乳で溶くと、肌の汚れや脂を落とす乳液が作れます。
ただしこれは、脂性の肌の人向け
で、ふつう肌の人には強すぎるので注意しましょう。
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