身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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シイタケ「椎茸」





◎キシメジ科

◎生しいたけの旬は、春と秋。

◎干ししいたけは、日本の代表的なうまみのもととされる。




◆皿圧降下/肥満防止/かせ゛/不眠/肌あれ/整腸




●干ししいたけは便利な保存食品


日本をはじめ、韓国、中国、台湾、フイリピンなどに分布するきのこ。

日本では春と秋に 、椎、くり、くぬぎなどの幹に自生しますが、最近はほとんど人工栽培によるものです。
生と干したものがありますが、どちらも利用範囲が広く、栄養価も高い、すぐれた食品で す。

生しいたけは、てんぶら、椀だね、蒸し物、鍋物、妙め物などに利用します。バター 焼きや、さっとあぶってポン酢で食べるのもおつなものです。
干ししいたけは、生しいた け以上に貴重な食品で、ぜひ家庭に常備しておきたいものです。
調味料としてだしを取る ほか、煮物、すしの具など、さまざまに利用できます。




●干すとビタミンDがなんと10倍に


味の面から見ても栄養の面から見ても、千ししいたけのほうが、ずっと生のものを上回っ ています。
これは天日に干すことによって、ビタミンDの含有量が、生のときの10倍に も増えるからです。
また乾燥過程で、香りやうまみの成分(グアニル酸)が作られるため 、生にはない昧わいがかもし出されるのです。ただ最近の製品は、天日でなく電気乾燥の ためビタミンDが作られません。
買い求めた干ししいたけを、一度天日に干してから食べ るようにすれば、ビタミンDを得ることができるでしょう。

その他、しいたけには、ビタ ミンB1、B2、C、アラニン、ロイシン、各種ミネラルが含まれています。
また特殊成 分として、近年注目を集めているのが、レンチナンというキノコ特有の成分で、この成分 には抗ガン作用があることが認められています。

旬は春と秋。おいしい生しいたけは、肉 厚で、かさの表面につやがあること、裏が白く、膜の張っていることが条件です。干した ものも肉厚で、表面の色が薄茶色のものが良品です。
保存は、生のものはビニール袋に入 れて冷蔵庫へ。干したものは、缶の中などに入れて密閉します。しけらないように乾燥剤 を入れておくといいでしょう。




●コレステロールを下げ、動脈硬化を予防する


しいたけには、フィトステリンというコレステロールの沈着を防ぐ成分が含まれており、 またビタミンB12、エリタデニンといった、血圧を下げる働きをする成分が含まれていま す。

したがって成人病を予防し、老化を防ぐ、かっこうの食品ということができそうです 。また、低カロリー食品ですから、ダイエットや肥満防止にはうってつけです。
ビタミ ンDが体の代謝を盛んにして毒素を除き、体をスリムにひきしめてくれるでしょう。
もし 毎日、食卓にのせることがむずかしいようでしたら、ふりかけを作り置きしておいて、ご はんにかけて食べるようにするといいでしょう。

なおしいたけは、かぜの妙薬としても、 昔から知られていました。てせきやたんが出て、熱があるときには、しいたけと氷砂糖を煎 じたものを飲むと、熱が下がり、せきも止まります。
しいたけと干し柿のスープを飲んで も、かぜによく効くといわれています。熱が下がり、せきも楽になります。




●不眠症や神経週敏にはしいたけ酒が効く


ビタミンDは、歯や骨を丈夫にするだけでなく、脳神経の発育にも欠かせない物質です。
成長期のお子さんには、毎日しいたけを食べさせてあげたいものです。
ビタミンDが不足 すると、神経がイライラしたり、やる気をなくしたりしがちです。
その点、しいたけを常 食していれば、神経を鎮静させることができ、精神が安定します。
不眠や神経過敏などで 悩んでいる人には、寝る前にしいたけ酒を作って飲むことをおすすめします。

さっとあぶ った生しいたけ1枚を、お燗したお酒に浮かべて飲みます。
お酒の飲めない人は、きざん だ干ししいたけに熱湯を注いで、お茶代わりに飲んでも効きめがあります。
また、美容に もすぐれた効果を発揮します。
常食していれば皮膚の抵抗力を増し、肌あれを防止します

。繊維質とビタミンB1が整腸を促し、便通をよくするので、吹き出ものを予防し、肌を 美しくします。









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