身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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はまぐり





◆ビタミンB2・B12や鉄分の補給に


ハマグリは二枚の貝のかみ合わせが一つずつ違い、合うのは他になくその一対だけという 特徴を持っています。
この特徴から「ハマグリは夫婦和合のシンボル」といわれてきまし た。
現在もひな祭りには女の子の幸せな結婚を願ってハマグリーのお吸い物がつくられた りします。

栄養的には、シジミやアサリ同様に、ビタミンB2・B12、鉄分を含みます 。
これらの栄養素は、貧血の予防に効果的です。貧血になると、動悸や息切れがひどくな るといわれますが、これは、血色素のヘモグロビンが減って、酸素が体内に充分運ばれな くなっているからです。

ヘモグロビンの合成には鉄分は欠かせません。また、ヘモグロビ ンを含む赤血球の形成にはビタミンB12が欠かせないといわれています。
他に、たんぱ く質やビタミンCも必要です。バランスのよい食事を心がけていれば貧血は避けられるの ですが、女性は月経によって鉄分などを失い、不足がちなことが多いのです。
従ってバラ ンスのよい食事プラス鉄分の補給がベスト。
鉄分はレバーや卵にも含まれる栄養素ですが 、低エネルギーのハマグリも利用すれば、ダイエットも兼ねられて一石二鳥というわけで す。




◆成人病も予防できる


ハマグリは、貝類の中ではカキや冷凍ホタテについでタウリンが豊富です。

タウリンは、 成人病の予防ならオールマイティといっていいほど、優れた効用を持つ物質。
血液中のコ レステロールを減少させる他に、強心作用や肝機能の強化作用を持っています。
また、イ ンスリンの分泌を促し、糖尿病を防ぐ働きがあることもわかってきています。

すまし汁や みそ汁の具として利用するのもよい方法。早い時期から肉食過多を避け魚介類を増やせば 、成人病になる確率は低いといわれます。




◆種類と見分け方


産卵期は5から9月で、秋から冬にかけて味がよくなります。
昔は中秋の名月からひな祭 りまでがシーズンとされていました。

近縁種はチョウセンハマグりで殻が厚く、味はハマ グリのほうが上。
また、輸入ものではシナハマグリがあり、ハマグりより大きく、黄色っ ぽい貝です。殻につやがあり、なめらかで溝がないもの、貝と貝を打ち合わせると澄んだ 音がするものが良品。むき身は貝柱がしっかりつき、肉に透明なつやがあるものを。




◆食べ方のポイント


野菜といっしょにチャウダーやスープに。









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