身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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さくらんぼ
◆バラ科
◆旬は6〜7月
◆出回る期間が短く、保存ができないため、旬を感じさせる数少ない果物。
◆薬効
◆貧血
・疲労回復
・疲れ目
・美肌
◆鉄分の含有量はくだもののトップ。
ヨーロッパでは古くから栽培されていました。
日本には明治のはじめに輸入され、品種改
良を重ねて、現在のようなおいしいさくらんぼができるようになりました。
和名は桜桃。
上品種でよく知られているのは、佐藤錦とナポレオン。
佐藤錦は色が黄色っぽく、適度に
甘みと酸味がきいた、上品な味わいが身上です。
ナポレオンは、やや八ート形で粒が大き
く、ヨーロッパでも多く作られている品種です。
成分を見てみると、糖質のほか、カリウ
ムやカロチンが多いことがわかります。
また、くだものの中で鉄分の量がトップクラスで
あることは特筆に値します。カロチンはビタミンAの母体となるものですが、これも、り
んごや桃にくらべて4〜5倍も含まれています。
◆軸のようすで、さくらんぼを選ぶ
おいしいさくらんぼの見分け方は、軸が緑色をしていて、しっかりついているもの、実が
丸くて張りとつやがあるものを選ぶことです。
佐藤錦などは熟してもあまり赤くならず、
黄色い部分が多いのですが、これは甘みとは関係ありません。
旬は6〜7月。山形を中心
に東北産や山梨のものが多く出回ります。
また5月ごろから、カリフォルニア産の大粒の
さくらんぼも大量に出回りますので、初夏のこの時期、さくらんぼファンにとっては、こ
たえられない季節といえるでしょう。
◆貧血の改善や疲労回復に薬効がある
鉄分がひじょうに多いということから、貧血体質の改善に効果が期待できます。
さくらん
ぼの季節には、たくさん食べてほしいものです。
また貧血でなくても、コーヒーや紅茶を
日に何杯も飲む人は、鉄分などのミネラルが不足しがちになります。
そんな人にも、おす
すめします。
ただ残念なことに、さくらんぼが店頭に並ぶ時期はあまり長くありません。
さくらんぼがない季節にそなえて、さくらんぼ酒を作ってはいかがでしょう。
さくらんぼ
酒は、疲労回復や虚弱体質の改善に効果があります。
また、中風や手足のしびれなどにも
薬効があるといわれています。
カロチン(ビタミンA)を含んでいることから、疲れ目の
予防、回復にも効果があります。
細かくつぶしたものを顔に塗ると、小じわの予防になり
ます。約10分後に洗い落とします。輸人物でなく、国産の色の薄いさくらんぼを用いま
す。
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