身体に効く栄養成分・食材・調理方法
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ぶり





●味よく栄養バランスもよい魚


 ブリはアジ科の回遊魚で味のよさには定評があります。

うま味のもとは、ブリの身には ヒスチジンといううま味を持ったアミノ酸が他の魚肉より多く含まれているため。
これは とりたてのものより、いくらか時間のたったもののほうが多くなり、そのためおいしくな ります。 

うま味だけでなく、ブリは栄養的にもなかなかの優等生。たんぱく質と脂質に 富み、ビタミン類も豊富です。
また、鉄分も多く含みます。 

魚の鉄分はヘム鉄といい、 体内での吸収率が高いといわれます。女性は月経によって鉄分を失うので鉄分不足の貧血 になりやすいものです。予防の意味からも、吸収のよい鉄分を含むブリ、特に、ブリの血 合い肉はおすすめです。




●造血作用を持つ、ビタミンB2・B12も豊富


ブリにはビタミンB2・B12が多く含まれています。

ビタミンB2は不足すると、口 内炎や口角炎、角膜炎になるといわれます。
また、女性の場合は腟炎を起こすこともある といわれています。
この、ブリのビタミンB2は、特に、魚の真ん中から尾にかけての尾 の部分の皮に多いといわれています。

ビタミンB12は、赤血球の形成に欠かせないビタ ミン。欠乏すると悪性貧血に陥ることがあるので、補給が必要です。 
ビタミンB12は ブリの場合、血合い肉に多く含まれ、ふつうの身の部分の五倍以上含まれているといわれ ます(マグロやカツオなども同様です)。

 魚は食べるけれど、血合い肉や皮は残すとい う人が多いようです。豊富に含まれた、重要な栄養を無駄にしないよう、食ぺる努力をし てください。

 特にブリは皮がおいしいので皮ごと調理しましょう。あら煮にしたりすれ ば、全てを無駄なく食べることができます。




●種類と見分け方


 ブリは成長とともに名前が変わる出世魚で、東京では体長が20cmくらいのものをワ カシ、30〜40cmをイナダ、50〜90cmをワラサ、90cm以上をブりと呼びま す。

その他、方言名は多数。高級魚として名高いヒラマサ、カンパチもブりの仲間です。




◆養殖ものは一般にハマチといいます。


切り身はブリと称して売られるようですが、天然ものに比べて脂が多く、身の色が白つぽ いので区別できます。




●食べ方のポイント


 塩焼きや照り焼きに。大根と煮ものに。あらを煮るときはアクを除くこと。









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