墨跡№108-【曲終人不見江上数峰青】
墨跡第108回目は、カレンダー令和8年2月に掲載されている、大本山建長寺派管長、吉田正道老師の「曲終人不見江上数峰青(きょくおわりてひとみえず、こうじょうすうほうあおし)」です。墨跡には、もの寂しい境遇をあらわす、墨絵「江上孤舟図」が描かれている。
大意は、『つい先ほどまで楽曲の音色に耳を傾けていたが、曲が終わり気付けば演奏していた人の姿すらなく、悠々と流れる大河の彼方にいくつかの山々が青く望まれるのみである。禅では、その調べがあまりにも高すぎて、ともに語るべき相手もいない孤高な大禅者の、もの寂しい境涯をあらわす句でもある。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)
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釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和8年2月1日(日):第5318号】