墨跡№98-【月照山川(つきはさんせんをてらす)】

 墨跡第98回目は、令和7年9月に掲載されている、国泰寺派管長・澤大道老師の「月照山川(つきはさんせんをてらす)」です。
 大意は、暑い夏が過ぎ去り、悠々と流れる秋の水面に、明月に光がさんさんと降りそそぎ、微風が颯々と山の木々の間を吹き抜ける。ただただ月は辺りを照らし、木々は風に吹かれ枝を揺らしている。自然のなせるわざである。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和7年9月9日(火):第5181号】