墨跡№89-【大事因縁重似上】
墨跡第89回目は、令和7年5月に掲載されている、円覚寺派管長・横田南嶺老師の「大事因縁重似上(だいじいんねんやまよりもおもし)」です。
大意は、『大事因縁とは、この世に生まれてきて最も大事な勤めという意味である。人には、それぞれに応じて為すべき勤めがあり、その根底には貫き通すべきものがある。世界各地で戦争が絶えない現代において、大事なことは何であろうか。生まれたときから具わっている仏心に目覚めることではなかろうか。各の生業を通じて、この宝に目覚めることこそ大事因縁であり、それは山よりも重いのである。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)
![]() |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和7年5月3日(土):第5068号】