墨跡№86-【廓年無聖】
墨跡第86回目は、令和7年3月に掲載されている、南禅寺派管長・田中寛洲老師の「廓年無聖(かくねんむしょう)」です。 大意は、『からっぽで有難いものなど何もない、の意。禅宗の初祖菩提達磨と梁の武帝の問答からとった言葉である。善意や聖俗などの相対的価値を否定した禅に於ける聖諦第一義を宣言したもの。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和7年3月4日(火):第5012号】