墨跡№77-【關(かん)】

 墨跡第77回目は、臨済宗南禅寺派前官長で顧問の中村文峰老師の「關(かん)」です。
 大意は、『昔でいう関所。固い隔てがあること。まさに内と外、迷いと悟りの関所である。人生を歩み続ける過程において、私たちは様々な関門を通り抜けなければならない。備えさえ十分であれば、その関所は「無」と同じであろう。一つ一つ確実に難関をクリアすることで、人として成長していくのである。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和6年12月23日(月):第4949号】