涼感⑥ーうちわ

 涼感の6回目は、うちわです。うちわは、人が手であおいで風をおこす道具です。扇部と柄の部分から構成され、扇部にはカラフルな模様が描かれたり、企業の広告媒体として使われています。近年は、生活環境の変化でうちわの需要が減ったように感じますが、身近で涼をとる手近な生活の道具として、日本文化を楽しむための道具として、宣伝媒体として結構利用されています。折りたたんで持ち運びができるものは、扇または扇子と呼ばれます。僧侶の必需品としての「朱扇」も、扇の一種です。広げるとかなり大きいので、さわやかな風を起こすことができます。

≪令和6(2024)年8月27日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和6年8月28日(水):第4846号】