墨跡№57-【東山水上行】

 墨跡第57回目は、黄檗宗萬福寺管長・近藤博道老師の「東山水上行(とうざんすいじょうこう)」です。
 大意は、『東山が水の上を歩いていく、ということ。動くはずのない山が動き、しかも動いてやまない水の上を不動の山が歩くという。この動と不動という両極を超越したところに悟りの境地が出現する。このありえない情景を無心に受け止めることが大切である。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和6年7月6日(土):第4800号】