現代文学大系㊽-野間 宏集-
文学全集の48冊目は、戦後に活躍した第一次戦後派の小説家である野間宏集です。
納められている作品は、軍隊経験や陸軍刑務所に収監された経験を生かした作品が多く感じられました。「真空地帯」は、戦後文学の記念碑的作品ともいわれ、軍隊の本質を暴いた長編小説です。久しぶりに読み甲斐がある小説でした。
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和6年6月29日(土):第4793号】