墨跡№51-【得意而忘言】
墨跡第51回目は、令和6年5月に掲載されている、黄檗宗萬福寺派管長・近藤博道老師の「得意而忘言(いをえてげんをわすれる)」です。
大意は、『言葉の意味を理解できたら、言葉は忘れてしまう。例えば「筌(せん)」は魚を捕る道具であるが、魚を得れば不要になる。このように目的を達成してしまえば、その手段となったものは忘れ去ってしまうこと。目的と手段とを取り違えて、道を誤らないように気をつけねばならない。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和6年5月1日(水):第4742号】