墨跡№50-【春暖山桃次第紅】
墨跡第50回目は、向嶽寺派管長・宮本大峰老師の「春暖山桃次第紅(はるあたたかくしてさんとうしだいにくれないなり)」です。
大意は、『春になり暖かくなると、山桃は紅(あか)みを帯びてくる。桃の桃の花は言葉を発することはないが、その花を求め人が集まり、その下に自ずと道ができる。人間も同様に、徳のある人には言葉で招かなくても、自然と人が寄ってくるものである。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和6年4月28日(日):第4739号】