墨跡№44-【破沙盆】

 墨跡第44回目は、建仁寺派管長・小堀泰巖老師の「破沙盆(はさぼん」です。
 大意は、『破沙盆とは、こわれた擂り鉢のことで、役に立たない無用な物、価値がないものの意である。禅的にいえば「人を圧する鋭さや俊敏さが影をひそめた悟りの心」という意味で用いられる。あるがままの心、それこそが正法眼である。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和6年3月4日(月):第4687号】