墨跡№36-【無 有花有月有楼台】

 墨跡第36回目は、令和6年1月後半のカレンダーに掲載されている、国泰寺派管長・澤大道老師の「無 有花有月有楼台(む はなありつきありろうだいあり)」です。
 大意は、『妄想や執着を断ち切り無一物の境地に達すれば、そこには花や月や素晴らしいろうかくまでもが現れた。無に徹すれば、見るもの聞くものすべてが美しく、輝いて感じ取れることをいう。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和6年1月16日(火):第4642号】