本尊修復過程④
禽獣座(像と獅子)は、次のように修復されました。
禽獣座を解体し、劣化した下地及び塗箔層を除去した。(両像共に墨書など特筆すべきものは発見されなかった。)
玉眼を描き入れ、部材を組み直し、破損箇所を修理した。
象には彩色下地を塗布し、必要箇所に金箔を置いた。彩色を施し、仏身に合わせて古色仕上げとした。
獅子は金箔下地塗りを施し、金箔を置いた。古色で光沢を落とし、彩色後に全体の古色を施した。
作業後
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年12月31日(日):第4626号】