滋賀県高島市・メタセコイア並木道  場所の地図

 今回の滋賀県旅行におけるメインの見学地、そして最後の報告になる、高島市にあるメタセコイア並木道です。黄葉には若干早かったようですが、壮大な並木道を散策し、スケールの大きさと美しさに感動しました。
 ここは、農業公園「マキノピックランド」を縦貫する県道小荒路牧野沢線沿いに、延長約2.44kmにわたりメタセコイアが約500本植えられており、遠景となる野坂山地の山々とも調和し、高原らしい景観を形成しています。 この並木は、昭和56(1981)年に学童農園「マキノ土に学ぶ里」整備事業の一環としてマキノ町果樹生産組合が植えたのが始まりですが、組合関係者をはじめとする地域の人々の手により慈しまれ、育まれて、その後さらに県道も協調して植栽され、延長が伸ばされたことから、現在のこの雄大な姿となったとのことです。メタセコイアは、中国原産、スギ科の落葉高木で、和名はアケボノスギといいます。春の芽吹き・新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹・雪花と四季折々に訪れる人々を魅了します。平成6年には、読売新聞社の「新・日本街路樹百景」に選定され、注目を集めています。

≪令和5(2023)年11月21日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年12月25日(月):第4620号】