滋賀県近江八幡市・教林坊  場所の地図

 今回の滋賀県湖東地区旅行の3つ目は、近江八幡市にある「教林坊」です。教林坊は天台宗の寺院で山号は繖(きぬがさ)山です。推古13(605)年に聖徳太子によって創建され、別名「石の寺」、本尊は太子自作の石仏で、「赤川観音」と呼ばれています。庭園は、小堀遠州作の池泉庭園、江戸時代前期の書院は、古様式を伝える貴重な建物です。あえて床の間を作らず、独立した付書院から見る庭園を「掛軸庭園」と呼び、室町期の名残を感じさせます。
 毎年11月中旬から12月初旬にかけて、夜間紅葉ライトアップされます。2千坪の境内を埋める約300本の紅葉と、庭園や伽藍の風景は絶景でした。

山門 庭園と紅葉 伽藍と紅葉
小堀遠州作の庭園 掛軸庭園
本堂 紅葉と本堂 朱印
≪令和5(2023)年12月1日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年12月8日(金):第4603号】