現代文学大系㊶-谷崎潤一郎集(二)-
文学全集の41冊目は、明治末期から昭和中期にかけての文豪である谷崎潤一郎集(二)です。
この全集で唯一一巻一作品しかおさめられていません。長編小説「細雪」のみです。
細雪は、大阪船場に古いのれんを誇る蒔岡家の四人姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子が織りなす人間模様のなかに、昭和十年代の関西の上流社会の生活のありさまを四季折々に描き込んだ絢爛たる小説です。何回も映画やドラマになっています。久しぶりに小説らしい小説と感じ、読み応えがありました。
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≪令和5(2023)年11月26日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年11月27日(月):第4592号】