墨跡№33-【秋深稲雲熟】

 墨跡第33回目は、建仁寺派管長・小堀泰巖老師の「秋深稲雲熟(あきふかくしてとううんじゅくす)」です。
 大意は、『晩秋になると、あたり一面に広がる水田では熟した稲穂が秋風を受け、流れる雲のように見える。この情景は、すべてを捨てきった禅者の晴々しい境遇に比せられる。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年11月16日(木):第4583号】