墨跡№31-【山帯夕陽紅】

 墨跡第31回目は、永源寺派管長・道前慈明老師の「山帯夕陽紅(やまはせきようをおびてくれないなり)」です。
 大意は、『沈みゆく太陽の光を浴びた山々がが、紅く染まっている様子。この情景をみて美しいと思えるのは、清浄無垢な心をもってるからに他ならない。その鮮やかな山色は、そのまま仏のみすがたとして受けとることができる。』(写真・大意ともに、日本の心 禅宗各派管長・師家 墨跡 株式会社・千眞工藝 より)

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年11月4日(土):第4571号】