家紋⑭-花菱・丸に花菱

 花菱紋とは、大陸から伝来した菱ということで「唐花菱」ともいわれる連続文様。正方形に描いたものを「花角」、花弁が5枚のものを「唐花」という。なお、花とつくが実在しない。 平安時代には有職文様として公家の装束や調度品にあしらわれるようになった。家紋の使用氏族が「菱紋」と近いことから、菱紋の変形紋と認識されている。(家紋のいろはより)
 檀家様には、「花菱」紋と「丸に花菱」紋の両方があります。

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【令和5年7月9日(日):第4456号】